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鉄フライパンはゴキブリが寄ってくる?実際使った筆者がホントのところを徹底解説

雑学
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日頃のお手入れにちょっと手間がかかるけど、おいしい料理が作れて長い期間使うことができる鉄フライパン。

しかし、日頃のお手入れが原因で鉄フライパンにはゴキブリが寄ってくるといった事を聞くことがあります。実際のところ鉄フライパンにゴキブリが寄ってくるというのは本当なのでしょうか。

鉄フライパンを2年使い続けた筆者が、『鉄フライパンにゴキブリが寄ってくると言われる原因は何なのか』『実際にゴキブリは寄ってきたのか』『ゴキブリが来ないお手入れ方法はあるのか』などを併せて徹底解説していきたいと思います。

筆者は料理が好きで日頃から肉料理や魚料理をよくしています。

また、学生時代にはイタリア料理店でバイトをしていた経験がありパスタ料理が得意。
筆者の自宅では妻の強い要望もありリバーライトの鉄フライパンを使っていました。

この記事ではこんなことが分かります。

  • 実際鉄フライパンにゴキブリは寄ってくるのか
  • 鉄フライパンをゴキブリから守る対策
  • 鉄フライパンを洗剤で洗う方法
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鉄フライパンにゴキブリが寄ってくる?

鉄フライパンにゴキブリが寄ってくると聞くことがありますが、筆者が鉄フライパンを使い始めてからゴキブリが我が家に出たことはありません。また、鉄フライパンにゴキブリがはっているところも見たことがありません。

もちろん鉄フライパンは、洗剤を使って洗っていませんでした。

ですので、鉄フライパン自体がゴキブリを呼び寄せるのではなく他の原因が考えられます。

ゴキブリが寄ってくると言われる理由

そもそも、なぜ鉄フライパンにはゴキブリが寄ってくるといった事を聞くことがあるのでしょうか。

それは、鉄フライパンにはゴキブリが好きな油が残っていることがあるからです。

ゴキブリが好きなものは、ビール・砂糖・油・日本酒・みりんなどなどです。そして鉄フライパンの日頃の手入れでは、油を必ず使います。

また、鉄フライパンは洗剤を使って洗ってしまうと表面に出来た油の膜も取ってしまうので水とたわしだけで洗う必要があります。(この方法では若干油のぬめりが残りますが、丁寧に洗うとゴキブリが寄ってくるような油が残ることはありません)

こういった事が原因で汚れを落とし切れていない鉄フライパンにゴキブリが寄ってくるといったことが言われるのだと思います。実際ネットを検索すると『ゴキブリが寄ってくるから心配』といった声が出てきます。

しかし、フライパンの汚れをしっかりと落として保管方法を徹底していれば、こんな心配はいりません。次は、鉄フライパンにゴキブリが寄らないようにするにはどうすれば良いか紹介していきたいと思います。

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ゴキブリが寄ってこない鉄フライパンのお手入れ方法

鉄フライパンにゴキブリが寄らないようにする方法を紹介していきたいと思います。

お湯とたわしを使って洗う

水では落ちにくい油汚れもお湯を使うことで油がよく落ちるようになります。水洗いで汚れが落ちにくい場合は、お湯を使って鉄フライパンを洗ってみてください。水のときよりもよく汚れが落ちます。

しかし、洗いすぎると表面の油のコーティングを取り過ぎてしまうので注意が必要です。油のコーティングの取りすぎは、数回程度だと問題はありませんが、毎回となるといつまでたっても焦げ付きにくいフライパンに育てることができません。

汚れがひどいときは洗剤で洗う

鉄フライパンの汚れがあまりにもひどい場合は、一度洗剤を使ってしっかりと洗ってしまうのも手です。

洗った後に油ならしが必要になりますが、汚れをすべて取り切っていちどリセットするには、これが一番手っ取り早い方法です。

鉄フライパンを育て上げる前に洗剤を使って洗ってしまうと、その都度、油慣らしをする必要があり手間がかかりますが、鉄フライパンが完全に育ってしまえば、洗剤で少し洗う程度ではコーティングが取れないようになります。

フライパンケースを活用する

『せっかく育ててきたフライパンだがら極力油のコーティングは取りたくない。』『鉄フライパンを使う頻度が少ない』こういった場合におすすめなのが、フライパンケースです。

もともとはキャンプなどにフライパンを持っていく際のケースですが、フライパン全体を覆うことができ通気性もあるのでフライパンにカビが生えることもありません。

『フライパンにカビ?』と思う方もいらっしゃるとおもいますが、鉄フライパンは油でコーティングしているので風通しが悪いところで保管するとカビが生えてしまいます。

筆者のうちでも鉄フライパンを風通しの悪いところに長期間保管してしまいカビが生えてしまいました。ちなみにこのカビはたわしでこするとすぐにとれるのですが、気持ちがいいものではありません。

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間違った鉄フライパンの保管方法

ビニールで覆う

ネットを見ているとゴキブリが寄らないようにフライパン全体をビニールで覆うといった方法を紹介されている方もいらっしゃいますが、先ほどもお伝えしたように鉄フライパンの表面に油が残った状態で風通しの悪いところに置いておくとカビが生えてしまいます。

ゴキブリの侵入は防げるかもしれませんが、カビが生えてしまうのはちょっと嫌ですよね。

フライパンに蓋をかぶせる

もう一つネットで目にする情報として鉄フライパンに蓋をすることでゴキブリの侵入を防ぐといった方法があります。しかしこの方法は効果的ではないですし根本を解決するものではありません。

蓋によっては鉄フライパンとの間に少しの隙間ができてしまうものがあります。このような蓋と鉄フライパンではゴキブリの侵入を許してしまいます。

また隙間のない蓋で鉄フライパン表面へのゴキブリの侵入を防げたとしても、縁や裏側にはゴキブリが這うことになりますのであまり有効な対策ではありません。

鉄フライパンを日頃から丁寧に洗っておけばこんな心配もないんですけどね。

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鉄フライパンを洗剤で洗えるためしてガッテン流

そもそも鉄フライパンを洗剤で洗うのがNGなのは、洗剤が表面をコーティングしている油を取ってしまい焦げ付きの原因になるからです。なので鉄フライパンを育ててしまえば洗剤で洗っても大丈夫です。

鉄フライパンを育てる方法を過去のNHKの生活情報番組の『ためしてがってん』から紹介したいと思います。

この番組で鉄フライパンが取り上げられたときに料理人は、鉄フライパンを洗剤で軽くあらい水分も取らずそのまま置いておくだけといった簡単なお手入れ方法をしていました。

これは鉄フライパンが完全に育って食器用洗剤で軽く洗った程度では油のコーティングが取れなくなっているから出来るお手入れ方法です。

この状態まで鉄フライパンを育てるにはどうすればよいのでしょうか。

鉄フライパンを育てるのに重要な2点

  • 四酸化三鉄で被膜を作る
  • 重合した油の被膜をつくる

四酸化三鉄で被膜を作る

これは鉄フライパンを使い始める前に必ず行う油ならしで作ることができます。鉄フライパンを空焚きすることでこの被膜を作ることができます。

重合した油の被膜をつくる

重合とは分子一つ一つがくっついて新たな化合物になった状態のことです。重合した油の膜を作るには高温になるまで加熱する必要があります。筆者のガスコンロは高温になると火力を自動で調節してしまうので、これが難しいです。

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ゴキブリが寄ってくるのはフライパンだけ?

そもそも『鉄フライパンが原因でゴキブリが寄ってくるのか?』というとそうではありません。冒頭でもお伝えしたように筆者の家では鉄フライパンを水洗いしただけで使っていましたが、ゴキブリが出たことはありません。

ここで考えたいのが、キッチンには鉄フライパンよりも油がついているところが多々あるということです。(コンロの裏、コンロの奥、換気扇の縁、換気扇の羽、)また、ゴキブリが好むのは油だけではなく砂糖、たまねぎ、ビール、肉、チーズなどです。

ゴキブリが出てしまうのは、鉄フライパンが原因というよりもキッチンの掃除ができていない。生ごみやビールの空き缶の処理がしっかりとできていない。こういったことが原因でゴキブリが出てくる事が多いように思われます。

ゴキブリを寄せ付けないためには?

ゴキブリは目が良くないので匂いに反応します。特に匂いが強いものや甘い匂いには引き寄せられます。逆にハーブやアロマの匂いは苦手です。

この特性を利用してゴキブリの侵入経路や寄り付きそうな場所にハーブやアロマを置く事でゴキブリを寄せ付けないようにする事ができます。

また、なんといっても根本的な原因をなくす事が一番効果的。まずはキッチンを清潔にする事が大切です。

ゴキブリの対策に効果的なポイント

  • 生ゴミはこまめに捨てる
  • 生ゴミを捨てる際はビニール袋に入れ袋はくくる
  • 食材が入っていたトレイは洗ってからゴミ箱に捨てる
  • ビールなど液体が入っていたビンやカンはすすいでから捨てる
  • コンロ周りの油汚れはこまめに掃除する

筆者は以上の事を心掛けるようにしています。おかげでゴキブリとの遭遇は全くありません。

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まとめ

ネットや口コミでは鉄フライパンにゴキブリが寄ってくるといった情報を見る事がありますが、これは間違いです。鉄フライパンの日頃のメンテナンス(油コーディング)でゴキブリを寄せつける事はありません。これよりも家やキッチン周りの清潔さが大切です。

しかし、鉄フライパンを実際に使ってみて思うことは、筆者のように『丁寧なお手入れが苦手』『料理は効率よくつくりたい』『鉄フライパンを育てる環境がそろっていない』といった方は、鉄フライパンはやめたほうがいいというのが正直なところです。

鉄フライパンはやめたほうがいい?使って分かった嘘とホント
肉がおいしく焼ける、高温調理ができると良いことが多いように感じる鉄フライパンですが、意外にメンテナンスが面倒な点もあります。イタリア料理専門店でバイト経験がある筆者が鉄フライパンはやめたほうがいいのかメリットとデメリットを紹介しながら詳しく解説していきたいと思います。ちなみに筆者は鉄フライパンの利用はやめました。

かといって鉄フライパンには使う上でのメリットは十分ありますし、時間が十分ある中で本格的な料理を楽しみたいといった方には、鉄フライパンはとてもよい調理器具です。ぜひあなたに合ったフライパンを見つけてもらえればと思います。

鉄フライパンのメリットの1つに『鉄分が摂取できる』といったものがありますが、『鉄分の摂取過剰で危険』といったことを目にすることがあります。

結論はそんなことはないのですが、念のため筆者も詳しく調べましたので気になる方は一度目を通してみて頂ければと思います。

鉄フライパンの危険性とは?使うと鉄分の摂りすぎになるのか徹底調査
鉄フライパンのメリットの1つに鉄分を摂取できるといった事があります。しかし鉄フライパンでの調理は鉄分の過剰摂取になってしまい鉄フライパンは危険だといった意見も散見されます。そもそも鉄分の1日に必要な摂取量はどのくらいなのでしょうか。また鉄フライパンでの調理はそれを超えるほど鉄分を摂ってしまうのでしょうか?料理が趣味の筆者が徹底的に調査してみました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事がこの記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

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