人は生きている間に約6億回呼吸をし、一日では2万回以上するといわれています。呼吸は普段、無意識にしているので回数をカウントをすることがないので呼吸回数を聞くと驚きですね。
では、人間が息を止めることができる時間はどれくらいなのでしょうか?
この時間は性別、年齢、経験したスポーツなどによっても変わってきます。ちなみにギネス記録に残っている息止め時間の最長記録はクロアチアのブディミールさんの24分37秒と桁違いな記録があります。あまりの長さにみなさんの記録が霞んでしまいますね。
しかし、これは息止めのプロが3年間、週6日の訓練を続けてやっと叩き出した記録なのでご安心ください。
ちなみに一般的な人の息止め時間の平均は約30秒といわれています。
今回はそんな平均的な心肺機能を持ち合わせた私たちが、平均時間の4倍となる息止め時間2分は目指せるのか徹底的に調査していきます。
この記事を読むメリット
- 息止め時間を伸ばすために何が大切か知れる
- 息止め時間の延ばす正しい方法が分かる
- すぐに息止め時間を伸ばす裏技を知れる
息止め2分は長い?
まずはあなたが目指そうとしている息止め2分ですが、これは息を止める時間として長い方なのでしょうか。
- 答えはYESです。
先ほどもお伝えした通り一般的な人の息止め時間の平均は約30秒なので、この時間と比較するというまでもなく長いということが分かります。また、長く息を止めることができる水泳選手の平均時間でも約1分半となっており2分に届くことはありせん。
2分間息を止めるといったことが、どれ程大変なのかがわかりますね。
だからと言って2分間の息止めは実現不可能は時間ではありません。
息を止める平均時間についてデータをもとに調べた結果『息を止める平均時間は何分?データを隅から隅まで探し回ってみたよ』はこちらになります。
息を止めをする際のポイント
では、少しでも息を長く止めるにはどうすればよいのでしょうか。
息を止める時間を長くするためには3つの重要なポイントがあります。筆者は今から紹介することを全て試した結果。20秒も息を止める時間を伸ばすことができました。
息を止める際の重要な3つのポイント
- 多くの酸素を取り込む
- 心拍数を下げる
- 酸素の消費を抑える
では、具体的にどうすればよいのか順番に見ていきましょう。
1.多くの酸素を取り込む(正しい姿勢で息止めをする)
まず息を止める時間を少しでも長くするには、正しい姿勢で息を止める必要があります。これにより体内に多くの酸素を取り込むことができます。
息を止めるための正しい姿勢とは、背筋を伸ばして肺に多くの空気を取り込めるようにすることです。また楽な姿勢をとることも大切なので椅子などに深く座り背筋を伸ばすようにしましょう。
1.多くの酸素を取り込む②(ストレッチをする)
ストレッチをすることで体をほぐすことができます。ストレッチで肺を大きくすることはできませんが、横隔膜が動きやすくなり肺に多くの空気を取り込むことができるようになります。
ストレッチで体をほぐした後に多くの酸素を体内に取り込む呼吸方法はこちらの動画がとっても参考になります。
2.心拍数を下げる(リラックスした状態を維持する)
心拍数が多いと酸素の消費量が増えてしまいます。リラックスした状態を維持することで心拍数を減らし息を止める時間を増やすことができます。
リラックスするには、自分が安心でき静かでくつろげる環境を準備することがおすすめです。また、好きな音楽を聴くことでもリラックスすることができます。
映画やアニメでなどで登場人物が水で顔を洗うシーンがありますが、心拍数を下げて自分を落ち着かせるためのものだったんですね。
3.酸素の消費を抑える(動かない)
体を動かすことでも酸素を消費してしまいます。息を止める間は動かないようにしましょう。また、時計を見ていると時間が長く感じてしまうので目を閉じて何も考えないようにすることがおすすめです。
良い方法としてひらがなの『あ』から順に頭に思いうかべる方法がおすすめです。これをすると集中できて時間を忘れることができますよ。
息止め時間を長くするためのトレーニング
ジョギング・水泳・サイクリングのような全身を使う有酸素運動をすることで心肺持久力を高めることができます。心肺持久力が上がると呼吸は乱れにくく、心拍数は上がりにくくなり酸素を効率よく摂取し消費することができるようになります。
自宅でできる有酸素運動
先ほど紹介したジョギング・水泳・サイクリングといった有酸素運動は『少しハードルが高いな~』といった方には、動画を見ながら自宅でできる有酸素運動といった方法もありますよ~。
筆者も動画に合わせて体を動かしてみましたが、息切れと汗がダラダラと出てきてかなりハードな運動を自宅ですることができました。この動画での運動は音を気にせずマンションでもできるところがうれしいところですよ。
このように日ごろのトレーニング。正しい姿勢や方法で挑戦することで息止め時間を伸ばすことができます。また心肺機能を鍛えれば鍛えるほど息を止める時間は長くすることができます。『息を止める時間があまり伸びない』といった方は心肺機能を鍛えるトレーニングを重点的にすることも1つの方法です。
すぐに記録を伸ばす方法
先ほど紹介した方法は、息止め時間を伸ばすための基本的な方法をお伝えしてきました。次に紹介する方法は人間の身体の特性を利用して限界まで身体能力を引き出す方法をお伝えしたいと思います。
計測回数を増やす
- 息止めの計測回数を増やす
これが限界まで人間の身体能力を発揮させて息止め時間を長くする方法です。人間には息止めに対して学習能力があり、これにより息止めをする回数を増やすことで息止めの時間を増やすことができます。
【計測回数を増やして息止め時間を伸ばす方法】
- 息止め時間の計測回数は連続して増やす
- 増やす回数は5回まで
- 息止めが終わるごとに十分な時間を空け呼吸を整える
流れとしては『息止めをする』⇒『5分休憩し呼吸と心拍数を整える』⇒『再度息止めの計測をする』といった流れを5回します。
学習効果を検証した実験では1人あたり5回計測した平均で約18秒息止め時間を長くすることに成功しています。なおこの効果は数日間で消えてしまうそうです。
息止めをするときの注意点
必ず誰かに付き添ってもらう
息止めは、酸素不足になるので意識を失ってしまう場合があります。意識を失うともしもの場合に助けを呼ぶことができなくなってしまうので必ず誰かと一紙にするときにするようにしましょう。
タバコを吸った後にしない
タバコを吸うと酸素不足となります。そんな時に息止めをすると身体への負担はより大きくなってしまいます。『息止めをする前にはタバコは吸わない。』これが鉄則です。
ちなみにタバコの影響が少なくなるまでには3~4時間程度はかかるといわれています。
もしあなたが息止め時間を長くしたいと思っているのであれば禁煙するだけで記録はかなり伸びるでしょう。
食事をした後には息止めをしない
消化するにも胃や腸を動かすことになるので酸素を消費することになります。また、胃に食べ物が入ると膨張するのでその分肺を広げるスペースを圧迫し酸素を取り込む量が減ってしまいます。
食後の息止めにはメリットがないのでしないことをおすすめします。
まとめ
2分間息を止めるということは、結構難易度が高く日ごろのトレーニングや準備が必要になります。
普段から1分半以上息を止めることができるといった人であれば計測回数を増やすことで2分間息を止めることができる可能性がありますが、1分程度しか息を止めることができない人は心肺機能を鍛えるトレーニングが必要といえるでしょう。
しかし、息を2分止めることは決して不可能な記録ではないので、安全な状態を整えた上でぜひ挑戦してほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てればと思います。
引用:千葉県立白井高等学校
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